上場とは、会社の株式の証券取引所での売買を、証券取引所から認められること、です。 上場企業とは、上場している(証券取引所での株式の売買を認められている)会社のこと、です!
上場するには厳しい審査や基準があって、それをクリアできたということは、その会社の経営体力や成長性などが認められたということになり、信用につながります。
日本最大の証券取引所は「東京証券取引所」で、他には「札幌証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」があります。
東京証券取引所には、4つの区分があります。審査や基準の厳しい順に、「東証1部」「東証2部」「JASDAQ」「マザーズ」という区分になっています。
「東証1部上場企業」は、いちばん厳しい審査や基準をクリアした会社ということになります。2番目の「東証2部上場企業」も、それなりの規模や株主数をもっています。3番目の「JASDAQ」には、設立して間もない会社や、まだビジネスを始めていない会社も含まれます。いちばん審査や基準の緩い「マザーズ」には、これから大きくなろうとしている会社が多いです。
日本に200万社もの株式会社がある中で、上場企業はわずか4000社ほどです。そして、大企業だからといって必ずしも上場しているわけではありません。規模の大小にかかわらず、あえて上場しない企業もあるのです。
そもそも上場の目的は、資金調達です。上場すれば資金調達はできるけれど、その代わりに株主が増えて、株主への対応が大変になります。なので、資金が十分にあれば、うるさい株主に口出しされずに経営するために、上場しないという手もあるのです。
上場企業の500倍もある非上場企業… その中には、優良企業もたくさんあります!