面接時には「最後に何か質問したいことがあればどうぞ」と、必ずといっても良いほど出てくる「逆質問」と呼ばれる面接官からの一言ですが、実際、何を聞いて良いか分からないという人もいるでしょう。
志望動機や自己PRについてはしっかり考えて対策していましたが、面接の終盤、しかもラストなので、こちらも対策していきましょう。
疑問に思っていることをたずねる以外に、自分のやる気や視点の鋭さなど自分を売り込むことができるタイミングですので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
そもそも面接における逆質問はなぜ行われるのか理解しておかなければ、求められている回答を導き出すことはできません。
面接というと、企業側がどの学生を採用するのか選ぶ場面ではありますが、反対に学生側にとっても企業を選ぶ場面です。
どの企業で働きたいのか、決めるためには多くの企業の情報を得ることが必要なので、より深く企業を知ると言う意味でも、面接は色々な情報提供が行われる場面と考えてください。
対して、残業時間はどのくらいかという質問や、有給休暇や長期休暇は自由に取れるかなど、残業や休日などについてばかり質問してしまうと、あまり仕事をしたくないと思っているのでは?と受取られてしまう可能性があります。
では逆質問ではどのようなことを具体的に質問すれば良いのでしょう。
例えば、お年寄りと話すことが好きという人もいれば、親世代の人との話が得意という人もいるでしょう。また、取引先などはどのような会社や事業所が多いかなど、事前に知っておきたい部分は遠慮せずに質問してみましょう。
また、前もって企業のWebサイトを閲覧して、もし意味がわからない単語があれば質問してみましょう。もっと会社のことを知りたい!という気持ちを伝えることができますし、会社のことで知りたいことは、どんどん質問しましょう。
逆質問が行われる理由は、企業と学生が話をして、入社後にミスマッチが起きないための確認と相互理解を深めるためのものです。
特に何の逆質問も出ない場合、本当に企業のことをもっと知りたいと思ってくれているのか、本当に働きたいという熱意を持ってくれているのか、と思われてしまうかもしれません。
面接官は会社のことをよく知っています。知りたいことを何でも聞いてみましょう。
これから10年、20年、会社が目指す方向性なども聞き出すことができれば、自分の将来の姿を想像しやすくなるはずです。その姿に向かって、自分が仕事を通じて活躍したいという思いを伝えていきましょう。